日本古来の伝統を守る木材と建築技術

2019年12月24日

皆さまは「金沢八景」というものをご存じでしょうか? 

歌川広重画『金澤八景 小泉夜雨』(Wikipediaより)

現在の神奈川県横浜市金沢区のあたりに見られた優れた風景から、「八景」の様式に則って8つを選んだ風景評価の一つが「金沢八景」です。

金沢八景における8つの風景は「小泉夜雨(こずみのやう)」、「称名晩鐘(しょうみょうのばんしょう)」、「乙艫帰帆(おっとものきはん)」、「洲崎晴嵐(すさきのせいらん)」、「瀬戸秋月(せとのしゅうげつ)」、「平潟落雁(ひらがたのらくがん)」、「野島夕照(のじまのせきしょう)」、「内川暮雪(うちかわのぼせつ)」です。このうち「瀬戸秋月」というものが瀬戸神社の風景となります。

歌川広重画『金澤八景 瀬戸秋月』(Wikipediaより) 

都市化と開発が進む横浜市のなかで、金沢区には青い海と緑の山並みがまだわずかながら残っています。中世以来、風光明媚な「金沢八景」と名付けられて、親しまれた景勝の名残も、次第に少なくなってきていますが、瀬戸神社周辺には未だに鎌倉時代の面影が残っています。

治承4年(1180年)、源頼朝は伊豆で挙兵した際に加護をもらった伊豆三島明神をこの地に勧請し、社殿を建立したのが瀬戸神社の始まりです。

その後、北条氏や関東管領足利氏の崇敬を受け、徳川家康も慶長5年(1600)に自ら参拝し、百石の社領を寄進しています。

現在の社殿は、寛政12年(1800)の建立によるもので、権現造りと呼ばれる様式です。

これが今日に至る瀬戸神社の創建ですが、そのような由緒ある瀬戸神社には、鎌倉時代から伝わる多数の文化財が保存されています。

なかでも源実朝が使用し、母の北条政子が奉納したといわれる舞楽面二面(抜頭面と陵王面)が平成12年、国の重要文化財に指定されたことが特筆されます。

境内には、東照宮から移設された石灯篭一対、謡曲「放下僧」の仇討ちの現場が当神社の境内であったとの解説板、延宝8年(1680)の大暴風で倒れた蛇柏槙(じゃびゃくしん)などがあります。

平成7年、瀬戸神社の社叢林が横浜市指定文化財に登録され、なかでも樹齢720年とも伝えられるカヤの古木は、区内最古の横浜市指定名木となっています。

瀬戸神社(横浜金沢観光協会ホームページ

〒236-0027

神奈川県横浜市金沢区瀬戸18-14

電話番号 045-701-9992

最寄駅 京急線「金沢八景駅」より徒歩2分

現在、瀬戸神社は長い歴史の重みを壊すことなく、今後も歴史を刻んでいけるよう、全面改装中です。

この改装の中で、新築の社務所の格天井向けに桧無垢材等を東集より提供させていただきました。

瀬戸神社(現在施工中)

■弊社納品予定品目

1F格天井 祈祷待合所 桧無垢材

2F格天井 大広間 桧無垢材 建具枠 桧無垢材 軒下羽目板 桧無垢材

外部桧カウンター 桧無垢材 

ナラ積層階段 桧積層フリ-板 桧単板貼 床の間材

格天井とは日本や中国、台湾などで多く見られる、木材を使った伝統的な天井様式です。最も格式の高い天井様式といわれ、有名なお寺や神社、お城の天井に多く使われています。二条城二の丸御殿や日光東照宮外陣などの格天井が有名です。

和室の様式は、高い順に「真」・「行」・「草」の3つの格式に区分され、格天井は「真」の格付けにあたります。使われる場所は、和室、玄関、玄関ホー ル、廊下など多岐にわたります。

一般住宅でも広く取り付けられており、和室の天井でもご使用になれる商品となります。

釘を使わずに角材を正確に格子に組み、その上に板を張った天井であり、大変高い職人の技術が必要とされ昔ながらの工法でないと作れない、職人さんの高い技術が必要なものです。

今後日本にも海外からも色々な人が来る時代になります。そのような中で、日本の建造物の美しさ、日本の職人技術等、他の国にはない日本の大事な部分を残していくことが必要だと思います。

建造という日本の重要な文化財に対して、重要な材料の一つである木材を取り扱う弊社もその一翼を担えるように高い品質を最後までこだわっていきたいと思います。

木材の良さを伝えられるような発信を今後も積極的に行っていきたいと思います。
なお、弊社の取扱い商品の中では下記の和造作、無垢材、注文加工材、羽目板、階段シリーズが該当しますので、どうぞよろしくお願いいたします。


「無垢材、注文材、加工材」のご案内はこちら

「羽目板」のご案内はこちら

「積層集成材(階段シリーズ)」のご案内はこちら

「フリー板」のご案内はこちら

「床の間、天井、押入れ」のご案内はこちら