東集 新代表永井のご挨拶:業界にイノベーションが今必要である。

2019年09月16日

プレスリリースを2019年9月2日に発信させて頂きましたとおり、クレストホールディングス株式会社は、株式会社東集を完全子会社化させて頂く運びとなり、クレストホールディングスの代表取締役社長である私永井俊輔が、同じく東集の代表取締役社長に9月2日より就任させて頂く運びとなりました。

クレストホールディングスとは

 クレストホールディングスは、元々株式会社クレストという看板の製造・販売を主体とする事業会社でした。現在ではその看板事業はサイン&ディスプレイ事業部という名前に変わり、数千社規模の顧客を持つ看板会社に成長し、現在ではそれに加えてリテールテック事業という画像解析の事業に参入しています。また株式会社インナチュラルという、ガーデニング&ライフスタイルの小売業を行う事業の営業譲渡を受け、この2つの事業会社を子会社にもつ会社であります。

 私達の事業戦略は「レガシーマーケットイノベーション」の理念に一貫して、あらゆるレガシーなビジネスにおいて、自らがイノベーションを起こす道を進むことを行っており、リテールテック事業ではこれまで計測不可能であったリアル店舗の広告の価値計測を行うことによって、既存事業の「価値の最適化」を行うことで、市場に対して一定の新たな価値の提供を行うことが出来たと自負しております。

株式会社インナチュラルにおいても、元々のレガシー事業であった小売事業の周囲にガーデンデザイン、ワークショップ等のレガシー事業を追加でアドオンし、その上にイノベーション事業として現在目下新たなイノベーションに対してプロダクトを発表が直前まできているという状況です。

 今後、私達クレストホールディングスとして、現在ポートフォリオの中の既存事業のレガシー(Lの世界)とイノベーション(Iの世界)の2軸で成長を遂げようとしています。

そのポートフォリオを増やす、つまり新たに変革を起こしゆく産業を増やす、という活動も同時に続けていくことが我々にとっては必要であります。

その上で、次に決定したのが、今回の株式会社東集のグループ化によって実現される、木材卸売産業への参入です。


第三の産業である、木材卸売産業への参入

 リリースにもある通り、2019年9月2日に株式会社東集の発行済全株式を取得し完全子会社化を致しました。

 本件は前社長である杉垣氏と共に、1年近く前から検討を開始し、長い期間双方の理念や今後の方向性だけでなく、この木材卸売という産業に対する可能性に対しても深い議論を重ね、今回同じ船に乗ることを双方が決意してこれから新たな旅路をクレストホールディングスと共にスタートさせることが決まりました。

本件にあたって、多くの方々から「なぜクレストホールディングスが次に着目した業種が木材卸売産業なのか」という質問を寄せられることが多く、本記事にはこれらについて言及してゆきたい思います。

林野庁の宣言に対する強い共感

 林野庁が2019年6月19日に発表した「森林・林業・木材産業の現状と課題」https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/genjo_kadai/attach/pdf/index-122.pdf

を御覧いただきたい。森林・林業・木材産業を一連のバリューチェーンと捉え、結論として、この産業にはイノベーション(変革)が必要であるということが様々な切り口からうったえられています。

そして、この林野庁のトップである長官も、「林業イノベーションが大事」と、林業復活の国民会議の中で述べています。

https://www.sankeibiz.jp/business/news/190516/bsc1905162059019-n1.htm

私達クレストホールディングスとしても、今回東集とのグループ化を検討する段階から、この林野庁のメッセージに対して強く共感を得ておりました。今回私達東集の今後の成長プランもまさに「木材産業のイノベーション」がテーマであることは言うまでもありません。

デジタル化、バリューチェーンの最適化、業界構造の見直し、などを進めた上で、林野庁の提唱する木材産業の競争力の強化、流通全体の効率化、非住宅分野における木材利用の拡大、をまさに私どもが率先して進めてゆく所存です。

なくならない産業の1つを、中から変えてゆく

 ロウソクは電気によって淘汰され、馬車は汽車と自動車によって淘汰され、音楽CDはダウンロードそしてサブスクリプションによって淘汰され、タクシー産業はUBERによって淘汰されている最中です。特に第四次産業革命が起ころうとしている昨今、デジタルはこれらの産業をディスラプションさせるスピードをより速め、あらゆる産業が変革の真っ只中にいるという時代背景も読者の皆様にとってはなんとなく肌でも感じている状況かと思います。このような時代背景において、木材産業には現時点で大きなチャンスが残されていると私達は判断しています。

  • 木材産業はデジタルディスラプターによって破壊されていない
  • 木材というものが無くなる世界は想像しにくい
  • 業界内での代替わり、事業承継が多発しており、変化を起こすチャンスがある

というように私たちは考えており、特にグループ企業となった東集だけをこの中で一人勝ちさせようと考えているわけではなく、あくまでも長期的にはこの日本を誇る木材産業が世界に誇れるほどのイノベーションを、業界ぐるみで起こしてゆくことを1つのゴールとしたいと心から決意しています。

共に世界を変えゆく産業を、私達の力で作り出するために全力を尽くす所存で御座います。そのためにはまずは私達が業界に率先してビジネスを前に進めなければなりません。

どうか、当業界関係者の皆様、お客様、仕入先の皆様、私どもにお力をお貸し下さい。共に新たな未来を切り開いて参りましょう。


 最後に、東集のロゴマークを刷新させて頂きました。

 日本を代表する木材卸売メーカーになることを目指す上で、東集の木材にふれるエンドユーザー、大工さん、建設会社、木材販売店などのすべてのステークホルダーにとって「誠実・信頼・安心」を持っていただけるよう、笑顔のマークを選択しました。
 このマークの中には、旧来のロゴで使われていた木のモチーフ、そしてTOSHUの頭文字であるTを使い、黄金比の円の中にある笑顔と目でスマイルを形成しています。

これからも、変わりゆく新たな東集を、是非温かい目で見守って頂ければ、私達にとってこれ以上の幸せは御座いません。


株式会社東集 代表取締役社長 永井俊輔