【前編】東集の歴史探索。これまでのあゆみを振り返る

2020年07月17日

東集の歴史は長く、創業から早60年を迎えます。今回はテーマを「これまでの歴史」として新たに2020年5月から代表取締役に就任した望田と、旧東集を知る取締役の小山の役員対談を前編・後編に分けてお届けします。

クレストホールディングス 株式会社 取締役COO & CSO

株式会社 東集 代表取締役

望田 竜太(写真:右)

早稲田大学商学部卒業後、株式会社リサ・パートナーズにてPEファンド部門に所属。投資実行・投資先管理業務に携わる。その後、PwCコンサルティングの戦略チームに転じ、BDD、PMI、業務改革、新規事業創出、DX等、様々なテーマを経験し、2020年より取締役COO&CSOとしてクレストホールディングスに参画。2020年5月より株式会社東集の代表取締役に就任。


株式会社 東集

取締役 兼 神奈川営業部部長

小山 一隆(写真:左)

1990年株式会社東集に入社。その後、東京、埼玉、神奈川の各エリアにて現場経験を積んだ後、店長に就任。板橋店、湘南店、東京西支店(現在の東京西営業部)の各営業所で店長を歴任後、取締役に就任。クレストホールディングスグループに参画後も取締役として東集を牽引している。

東集のこれまでのあゆみ 

望田:本日は「東集の歴史を振り返る」をテーマにお話を掘り下げていきたいと思っています。よろしくお願いします。

小山:よろしくお願いします。

望田:最初に小山さんはこれまでに東集でどのような経歴を歩んできたのでしょうか。

小山:入社から30年程が経ち、私は平成2年の5月に中途で入社し、当時の板橋支店に営業職として配属されました。その後、3年程して埼玉県の鶴ヶ島に出張所長として転勤となり、2年程新規開拓に注力していました。それからしばらくして神奈川県平塚市にあった湘南営業所に所長として移りました。当時の湘南営業所が老朽化している状況で、ちょうどそのタイミングで横浜連合木材(https://rengo.m78.com/)さんが移転するというお話があったので移転先の神奈川県の高座郡寒川町に東集も一緒に移ることになりました。移転当初から8年程そこで経験を重ね、再び板橋店の店長として戻りました。

望田:移転時の支店の立ち上げも経験されてきたのですね。その頃の営業所の様子はどうだったのでしょうか。

小山:私が板橋支店に戻ったころから東集の支店の統廃合が進んでいきました。板橋店、府中店、春日部店が1つの店舗となり、千葉店と新木場店が、湘南店と横浜店が、というような感じです。当時はグループ化していて各グループを担当者が統括しているような状態でした。私は12年程そのグループを統括する立場も経験してきました。それから本社(当時本社であった東京都江東区の平野)に移り営業部長として業務を行っていました。クレストホールディングス加入後も引き続き取締役を拝命しています。

望田:東集はクレストホールディングスに加入する前は59期目を終えた状況で歴史の長い企業だと思います。創業からのどのような歴史をたどってきたのでしょうか。

小山:昭和31年の2月に奈良県で杉垣木材として事業をスタートさせました。その東京支店として東京都江東区に進出を果たしました。川沿いに位置しており、川から木材を上げて管理する、その当時では当たり前のように行われていた方法を当社も取り入れていました。その後、昭和37年に杉垣木材と同じ商号において東集の前身となる企業が創業されました。奈良県の杉垣木材が東京へ進出し、6年程した後に同じ社名において東京で別法人化をさせたということです。

望田:そういうことだったのですね。

小山:その後、昭和43年に東京集成材センターに社名を変更しています。略して「東集」、これが今の社名となっています。

望田:元々は集成材に特化した事業を行っていたわけではなかったのですか。

小山:そうですね、奈良県で創業したこともあって、吉野材と呼ばれるものを中心に取り扱っていました。

望田:そこから、なぜ集成材に舵を切ったのでしょう。

小山:当時は奈良県から進出して吉野材で事業が成り立っていたのでそれでよかったのでしょう。しかし、創業者の先見の明もあって集成材にシフトしていったのだと思います。

望田:名前を変えて新たに集成材も取り扱い始めたということなのでしょうか。

小山:恐らくそれ以前からも取り扱っていたでしょうね。集成材に可能性を感じ、集成材の取扱量を増やしていったのは他社よりも早かったと聞いています。このような背景もあり、ここのタイミングで一気に方向転換を行っていったのでしょうね。

望田:その後、2代目の社長に代替わりしたということですね。

小山:そうですね、今から20数年前のことだと記憶しています。私が入社した後の話です。

望田:それはどのような背景があったのでしょうか。

小山:創業者が次期社長を呼び戻したのではないかと思います。創業者はまだ現役でしたし、その頃も前線で指揮をとっていた状況だったので、永井社長と似ている状況だったかもしれませんね。

望田:その世代交代の話は事前に知っていたのでしょうか。

小山:私は知りませんでした。そのような話が進んでいることも知らなかったです。次期社長が入社された当初は営業所に配属されて営業職として数年間経験を積んでいました。

望田:その頃は社員同士の交流はどうだったのでしょう。

小山:その頃は様々な研修制度があって外部の研修に参加したり、泊まり込みで外部から講師を呼んで研修を受けたりしていました。その後、世代交代を果たし、先代の社長は会長職となって一線を退きました。

望田:その後の会社に何か変化はありましたか。

小山:新たに就任された社長はIT関係に強い方でした。全社的に新たに管理システムが導入されてこれまでの業務負担がかなり軽減されましたね。これまでは大部分を紙で管理していたので業務の効率性の変化は雲泥の差でした。

望田:新しい社長と年の近い社員も一定数はいたのではないでしょうか。社内的な反発などはありませんでしたか。

小山:特にありませんでしたね。

望田:新たな体制となった後で取り組んだことや力を入れたことは何かあるのでしょうか。

小山:店長が集まって定期的に会議を行う場があったのですが、そこに社長が出てこなかった時期がありました。社長がいないと意見が出やすくなるという意図があったようなのですけどね。ただ、それがずっと続いていたので私が出たほうがいいのではと提言したことがありましたね。

今なお受け継がれる経営理念と行動規範 

望田:続いて経営理念や行動規範について話題を変えましょう。東集の経営理念や行動規範があると思うのですが、どのような背景があって完成したのか教えてください。

小山:東集の経営理念は「住む人にハイクオリティーな生活空間を創造する企業」です。当時の若手店長を中心に今後の会社の方向性について話し合った時期がありました。ちょうど社長が変わるタイミングでの話ですね。

望田:どのような経緯でこの理念に決まったのでしょうか。

小山:東集の事業を考えたときに直接施主様、つまりエンドユーザーへの販売は行っていません。しかし、最終的にその住宅を購入されるエンドユーザーの顔を常に意識し、満足していただける価値を提供し続けていきたいという想いをこめて理念を掲げました。

望田:素晴らしい理念ですね。私もまだ就任して間もないですが、エンドユーザーとの接点の少なさを感じていました。今後は増やしていければいいですよね。行動規範はいかがでしょうか。

小山:行動規範は販売店や建設業者の皆様に対して少しでもお力になることができればという想いを込めました。

望田:まさにその通りですね。

小山:経営理念は毎年の経営方針の資料にも載せていて社員が見る機会も多いのではないかと思います。行動規範は現状だとなかなか目にする機会がないかもしれないですね。

望田:東集が今回ホールディングスに加入するというので理念や規範を見直そうと考えていたのですが、特に変更することなくそのまま受け継いでいこうと感じましたね。とても素晴らしいものだと思います。これからしっかり浸透するように取り組んでいかなくてはいけないですね。